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  • 皆の笑顔を待ちわびて。

    皆の笑顔を待ちわびて。

    震災により吉浜の汽車は走れなくなった。しかし走っていなくても汽車はキラキラ輝いて見える。
    きっと運転再開した時には、明るい笑顔が車内に広がり、元気よく走ってくれるのだろう。
    汽車も、そんな日を待っているような気がする。

  • 僕たちの希望

    僕たちの希望

    どんな一日でも、虹を見ると未来へ向かう明るい光を感じる。
    どんな状況であろうと、虹は未来への架け橋になると思う。

  • 願い。

    願い。

    厚い雲をつらぬく太陽の光。
    僕もあんなに強くなりたい。

  • 我が家が一番!

    我が家が一番!

    どんなにメシの美味い旅館に泊まっても、高級なホテルに泊まっても、
    やっぱり我が家が一番落ち着くな、と思う。

  • ただいまと言える日まで

    ただいまと言える日まで

    東日本大震災から1年8ヶ月がたった今もまだ花露辺には戻れていない。私の生まれた大好きな町。

    たとえどんな事があっても、またいつか「ただいま」と帰って来れる日まで・・・・・・。待っててね。

  • #36 「自然と共存する社会」森林との共生を考える会 阿部鴻文さん

    #36 「自然と共存する社会」森林との共生を考える会 阿部鴻文さん

    単なる「森づくり」では終わらない

     森林との共生を考える会は、「健全な森林の育成、森林文化の復権、国産材の利用促進」を目的に2001年に発足したNPO法人だ。森林を守ることと木材を使うことの両面にスポットを当て、森林と住まいに関する勉強会や体験会を開催している。2011年の震災以降は、津波による被害を受けた海岸林の調査にも乗り出している。

    調査で見えてきた、海岸林の様々な特質

     震災時、天然の防潮堤として機能し多くの命を救った宮城県亘理町の海岸林。津波になぎ倒され、1500ヘクタール以上を失った。海水の塩によって枯れてしまったものも多いという。しかし調査の結果、海水に強い樹種と弱い樹種があることが分かってきたという。砂の移動を防ぎ、潮風から守ってくれる海岸林。再生には50年、100年とかかるため、長期的な視野の中で次世代に伝えていき残していきたいと阿部さんは語る。

    9月12、13日と「三井物産環境基金 助成団体交流会」が開催された

     群馬県で開かれたこの交流会は、復興助成として支給された基金を元に、それぞれの団体が研究・調査をし、その結果を報告しあうものだ。団体同士の連携や研究成果を広めることを目的に、ワークショップ形式で様々な議論が重ねられた。参加した阿部さんは、様々な分野の活動に触れ、「今後何か連携できることがあればていきたい」と思いを新たにした。

    森林は、先祖から受け継いで、次の世代に残すもの

     阿部さんは、森林とは一つの環境でもあり資源でもあると語る。人間と森林の関わりを考えながら、木の文化、林業の振興、森林の整備という3つのテーマの調和を目指している。「これからも次の世代に森林を残していくため、森林との共生を考え、活動を行っていきたい」。じっと緑を見つめる瞳に迷いはない。

    BS12ch TwellV

    11月6日(火)、13日(火)18:00~19:00
    11月11日(日)、18日(日)早朝3:00~4:00

  • #36 「自然と共存する社会」共存の森ネットワーク理事長 澁澤寿一さん

    #36 「自然と共存する社会」共存の森ネットワーク理事長 澁澤寿一さん

    「聞き書き甲子園」という活動から生まれたご縁

     大槌町吉里吉里地区で、共存の森ネットワークによるボランティアツアーが開催された。共存の森ネットワークとは、「聞き書き甲子園」という活動を10年前から行ってきたNPO団体。高度経済成長が起こる1960年以前の暮らしをしてきたおじいちゃんおばあちゃんの話を、高校生がインタビューし、記事にするものだ。

     吉里吉里地区は東日本大震災の被害を受けており、未だ避難生活を続ける人達に震災以前の記憶を蘇らせるべきではないという意見もあった。しかし被災地の人々に「聞き書き甲子園」の話をすると、「是非来てほしい」という答えが返ってきた。吉里吉里地区に誇りを持つ彼らは、かつての姿を記録し、その上で復興をしたいと考えていた。そうして完成した聞き書きの本を現地に届けよう、と企画されたのがボランティアツアーだ。

    吉里吉里地区の強い結束力

     井上ひさしの小説「吉里吉里人」の舞台ともなった吉里吉里地区は、三陸沿岸の豊かな自然に恵まれている。震災後は災害対策本部を立ち上げ、瓦礫の撤去や避難所の炊き出しを自分達で行うなど、住民の結束した強いコミュニティがあった。共存の森ネットワーク理事長の澁澤寿一さんは、吉里吉里地区にこそ自然資本に基づいた暮らしがあり、この地が復興していく中にこそ、未来につなげる社会の1つのモデルがあるという。

    ツアーには100名以上が参加。老若男女問わず多くの人が集まった

     まず開催されたのは、地元の人に地区を案内してもらうミニツアーだ。現地の人からは、この日のために開かれた特産物の直売所や、昼食の手作りカレー、「虎舞」と呼ばれる郷土芸能の披露など多くのふるまいがあり、参加者は顔を綻ばせていた。

     ツアーの目的は少しでも多くの人と人との接点を作ること。ボランティア作業はあくまで、地元の方々と一緒に汗をかき、空間、時間の流れ、空気の匂いなどを共有をし、コミュニケーションを取る入口だ。被災地の一人ひとりが今何を思っているのか。一対一の人間として本音を語り合い、その人の人生を受け止めることが復興への一歩だ。

    「みんな、答えは自分達の中にあるんですよ」

     本当の地域づくりとはどういうものか。澁澤さんは、若者に「自分の人生の設計」を考えてほしいと言う。「決してお金だけの設計ではないはずなんです」。その土地に根ざして生きてきた、おじいちゃんおばあちゃんが持つ生き方や価値観を若者に繋げること。自然の中で喜びを感じられる社会、自然と共存して暮らせる未来作りを夢見ている。

    BS12ch TwellV

    11月6日(火)、13日(火)18:00~19:00
    11月11日(日)、18日(日)早朝3:00~4:00