カテゴリー: Future

3.11以降、明治維新以降の近代合理主義や戦後の高度資本主義経済で私たちが信じて来た「合理的」で
「安全なもの」があっさりと崩れつつあります。その代わり、日本人が長い年月をかけ、手間暇をかけて
培って来た素晴らしいもの(伝統技術、文化、人のつながり等)が再び光を浴びつつあります。
ここでは、取材の中で見えて来た、未来の日本の暮らし方・生き方を発信します。

  • 未来への教科書-For Our Children-第99回「いちごに乗せる、山元町再盛への想い〜歴史と最新技術が紡ぐ希望〜」

    未来への教科書-For Our Children-第99回「いちごに乗せる、山元町再盛への想い〜歴史と最新技術が紡ぐ希望〜」

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    99回「いちごに乗せる、山元町再盛への想い〜歴史と最新技術が紡ぐ希望〜」

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     宮城県亘理郡山元町。仙台から程近い自然に恵まれた静かな町である。

     山元町はもともとイチゴの産地として知られていたが、東日本大震災によって約9割のいちご農家が被災してしまった。

     株式会社GRAはこの山元町で震災後に誕生した農業生産法人。最新のIT技術とそれまでの熟練の技を融合させた、新たな形の農業を展開している。当番組でも第39回(2012年12月放送)で紹介した。

     代表取締役社長の岩佐大輝さんは山元町の出身で、ボランティアとして山元町に通う中でイチゴ産業の復活に思い至った。

     現在、GRAは自社ブランドの「ミガキイチゴ」やイチゴを使用した商品を全国の大手百貨店やインターネットで販売し、その取り組みを着実に進めている。今年は、かねてからの念願だったイチゴ狩りを開催した。

     日本のみならず、海外へもその活動を広げているGRAだが、その活動の中心点はあくまでも山元町にある。イチゴ狩りなどGRAの現在の様子を取材し、山元町への思いを伺った。

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     予告映像 序 http://youtu.be/atSg14UyR7g

    送日 2015613日(土) 630700  27002730              

                6月27日(土) 6:30~7:00  27:00~27:30        

  • 未来への教科書 〜For Our Children〜#98「復興の口火を切るのは誰?」

    未来への教科書 〜For Our Children〜#98「復興の口火を切るのは誰?」

    未来への教科書 〜For Our Children〜#98復興の口火を切るのは誰?

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     岩手県大船渡市。世界三大漁場の一つである三陸の海の幸が集まる場所。東日本大震災で大きな被害を受けた場所も、今は賑わいを取り戻しつつある。この場所に、他に先駆けて、早くから復興へ向けて動き出してきた小さな市場がある。それが「三陸とれたて市場」。インターネットを早くから使い、顧客に直接、とれたての海産物を届けると同時に、漁師町で昔から食べられている料理を作り、販売する、食品加工も行っている。

     代表の八木健一郎さんは静岡県の出身。1997年に三陸に学生としてやって来て、卒業後に「三陸とれたて市場」を立ち上げた。震災後、静岡に帰ることもできたが、八木さんはこの町に残ることを選んだ。それは、仲間を見捨てられないという思いがあったからだ。

     震災からまだ一月しかたたない、2011年4月11日。八木さんたちは海に船を出す。

    「誰かが口火を切って復興の狼煙をあげなければならない」その日の漁は大漁だった。その日から、「三陸とれたて市場」は次々と活動を続けていく。

     全国的に話題になった「浜のミサンガ 環」。これは八木さんたちが三陸町越喜来に住む一人のおばあさんを救うために始めたものだ。三陸全体に広がり、大きな成功をおさめたプロジェクト。それがどのような思いから始まったのか、また、現在、ミサンガを作っていた人々は何をしているのか?

     そこには一人の「よそ者」が町に根を張り、仲間をつくり、共に生きていくまでの物語があった。

     予告映像 http://youtu.be/ZS4qFp-7XLo

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      <放送日>

    6月6日(土) 6:30〜7:00  27:00〜27:30

    6月20日(土) 6:30〜7:00  27:00〜27:30

  • 未来への教科書-For Our Children-第97回「希望の鶴〜絆から生まれた希望〜」

    未来への教科書-For Our Children-第97回「希望の鶴〜絆から生まれた希望〜」

    未来への教科書-For Our Children-第97回「希望の鶴〜絆から生まれた希望〜」

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      宮城県石巻市。まだ東日本大震災の影響が強く残る街。ここから一つの復興へ向けた試みが動きだしている。それが「希望の鶴プロジェクト」。赤と金銀の特別な紙を使い、仮設住宅に住む被災者の方々を中心に折られた「希望の鶴」は、日本全国から注文がやって来る人気の祝いの品である。震災から4年、「絆の鶴」が「希望の鶴」へと育っていった経緯を追った。

     落合早苗さんは震災直後からボランティアとして石巻市へ入り、復興への手助けを続けている。彼女の元に被災地お見舞いとして一つの品が届けられた。中には赤と金色の豪華な折り鶴が入っていた。仮設住宅の風景をすこしでも和やかにするために送られたものだ。落合さんが仮設住宅に鶴を届けたところ、評判は上々。そこで、この鶴の送り主を招いて、折り方を教えて貰う事を思いつく。

     鶴の送り主は、福田康夫元首相夫人、福田貴代子さんだった。被災地と絆を結びたいとの思いから「絆の鶴」と名付けた鶴を送っていたのだ。落合さんは貴代子さんを被災地へ招いて鶴の折り方の講習を開くと、この鶴を「希望の鶴」として販売する事を思いつく。それは、鶴を折る事によって心の安定を取り戻し、また、販売する収益を被災者へと還元する事で復興を促す、「希望」へとなってほしいとの思いが込められていた。だが、このプロジェクトの実現には多くの困難が待ち受けていた。

     番組予告  https://youtu.be/fgE5eX-0qcw

     放送日

    5/9 (土) 6:30 ~ 7:00   27:00 ~ 27:30

    5/23 (土) 6:30 ~ 7:00  27:00 ~ 27:30

     

     

  • 「未来への教科書 ーFor Our Childrenー」 第96回 『会津の魂を胸に、未来へ』

    「未来への教科書 ーFor Our Childrenー」 第96回 『会津の魂を胸に、未来へ』

     「未来への教科書 ーFor Our Childrenー」 第96回 『会津の魂を胸に、未来へ』

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     古くから東北の要衝として栄え、幕末に起きた戊辰戦争では歴史の転換期の舞台となった福島県会津若松市。恵まれた農業資源を背景にした豊かな食文化と、長い歴史に支えられた伝統工芸の地としても知られ、現在では多くの観光客が訪れている。

     本田勝之助さんはこの地で生まれ、大学卒業後地元でITの会社を起業。2004年から実家が営んでいた青果問屋を継ぐ形で農業にまつわるブランディングや販路開拓、食のプロデュースを行ってきた。

      商品の本当の価値や生産者の思いを言葉やデザインで正しく伝え、それを共有できる消費者にしっかりと届ける本田さんの仕事ぶりは、大量生産大量消費の生活スタイルが見直される中、評判を呼び、活動が広がっていった。

      その矢先に東日本大震災が発生。福島県内の生産物に対する不安や風評被害は長期的な広がりを見せ、原発から100km離れた会津若松市もその影響を受けた。

      震災後、ブランディングの重要性が増す中で本田さんは放射能への対応に取り組み始める。 生産者と有名シェフとのコラボ商品を生み出す新たなブランド“マレ”の立ち上げをきっかけに、この4年間で様々な流通形態の中で活動を続けてきた。転換期の今、会津では「チーム会津」を結成、若手就農者とともに官民一体でブランドを確立し、消費者に伝えるべく活動を展開している。

      また、福島での取り組みをモデルに、福井県美浜町等他の原発周辺地域での取り組みをはじめとし、全国でもブランディングを実施している。

      震災を機に、会津の伝統や歴史を大切にしながらブランディングを各地で展開する本田さんの活動を追いながら、地域創生の新たな視座を探った。

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    番組予告 https://www.youtube.com/watch?v=p0H6LT0vICk&feature=youtu.be

      BS12ch TwellV(ch222)

     放送日 5/2 (土) 6:30~7:00  5/2 (土) 27:00~27:30

        5/16 (土) 6:30~7:00  5/16 (土) 27:00~27:30

  • 会津と那覇で「未来への教科書」出前授業

    会津と那覇で「未来への教科書」出前授業

     3月4日、会津農林高校農業園芸科で未来への教科書の出前授業を開催しました。この日の先生は有限会社本田屋代表取締役の本田勝之助さんです。

     会津の伝統野菜を使った商品開発などに取り組んでいる同校。同じ会津で地域資源を活かした商品開発に取り組んでいる本田さんが語る、復興に対する思いに生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

     生徒たちは自分たちの取り組みを発表し、本田さからはアドバイスが送られました。今回の授業をきっかけに新たな繋がりが生まれました。 11153482_1007371395958136_231186346_o

     3月11日。震災から4年目となるこの日、出前授業を沖縄県那覇小学校で開催しました。

     講師は震災による津波で壊滅的な被害を受けた牡蠣漁師、阿部政志さん。阿部さんは震災後、牡蠣の養殖の復興に向けて取り組んでおり、70人の児童たちは阿部さんの「失敗しても挑戦することが大切」という話に聞き入っていました。

     授業は地元のマスメディアの注目を集め、テレビや新聞で大きく報道されました。

  • 福島県 錦中学校で出前授業を開催しました

    福島県 錦中学校で出前授業を開催しました

     <福島県、錦中学校で出前授業>

     2月12日、いわき市立錦中学校で「未来への教科書出前授業」を実施しました。

     今回の講師はオーストラリア出身の英会話講師、ジェイソン・スコット・フォードさん。テーマは「なぜ、日本に留まったか~伝えるという使命について」。

     震災当時、仙台に住んでいたジェイソンさんは震災直後から、各方面から帰国を勧められましたが、東北でボランティアとして活動をし、現在も石巻で英会話を教えています。

     ジェイソンさんは、集まった1、2年生169人に、震災直後から自らが記録として残している映像を紹介しながら、なぜ、自分が日本に残っているのか、を語りかけました。

     授業の様子は、BS12ch TwellV(ch222).の番組「未来への教科書 ーFor Our Childrenー」の第94回 『子どもたちが作る未来 〜出前授業プロジェクト』で紹介しています。

     4/18 (土) 6:30~、27:00~それぞれ30分の番組として放送されます。是非、ご覧ください。DSC_0721ください。

  • 未来への教科書ーFor our Childrenー第95回「伝えたい〝想い〟~女川向学館・特別授業~」

    未来への教科書ーFor our Childrenー第95回「伝えたい〝想い〟~女川向学館・特別授業~」

    未来への教科書―For Our Children- 第95回「伝えたい〝想い〟~女川向学館・特別授業~」

    DSC_0252    東日本大震災以後、被災地では日本全国からの多岐にわたる支援活動が続けられている。東京・千代田区にある総合商社、三井物産も、震災直後から様々な支援活動を続けてきた。

     その一つが、宮城県女川町にある女川向学館での特別授業である。女川向学館は、高校生へのキャリア学習プログラムを実施している認定NPO法人カタリバが運営する放課後学校。津波により大きな被害を受けた女川町で、子どもたちが放課後に集い、学ぶ居場所をつくるため2011年7月に開校した。

     特別授業は、世界を舞台に英語を使って仕事をする三井物産社員の方々による英会話の授業。英語を学ぶ事の楽しさや、英語を使い世界が広がる事を伝える目的で実施、昨年度の授業の様子は、当番組でも紹介した(第79回 2014年8月19日放送)。

     今回、昨年に引き続き特別授業が開かれることになり、6名の有志が集まった。現在、世界を舞台に働く社員の方々も、かつては英語学習に悩んだり、苦労した経験を持つ。英語を学ぶ子どもたちと同じような悩みを共有するからこそ、伝えたい事、伝えられることがある。

     とはいえ、年齢の離れた子どもたちにどうアプローチすれば伝わるのか。準備をしていく中で沢山の葛藤があった。三井物産の有志の6人が、試行錯誤を繰り返しながら準備を進め、実際に授業する様子をドキュメントで追った。

      <序>https://youtu.be/vuU2jI3JWhg

    放送日 4月11日(土)6:30~7:00

    再放送 4月11日(土)27:00~27:30 4月25日(土)6:30~7:00 同日27:00~27:30DSC_0084

  • 未来への教科書-For Our Children-第94回「子どもたちが作る未来 ~出前授業プロジェクト~」  

    未来への教科書-For Our Children-第94回「子どもたちが作る未来 ~出前授業プロジェクト~」  

    未来への教科書-For Our Children-第94回「子どもたちが作る未来 ~出前授業プロジェクト~」  DSC_0741    

     我々復興支援メディア隊が三井物産の協力を得て行っている「出前授業プロジェクト」。これまで番組に登場いただいた方々が「先生」となり、様々な学校で子どもたちに直接授業を行うというプロジェクトである。

     東日本大震災の事を、そして復興への思いをしっかりと次世代に伝え、力強く未来へと歩んでほしいという思いで行っている。今回は、2015年2月に行われた出前授業の様子をお伝えする。

      授業が行われたのは福島県いわき市にある錦中学校。先生はオーストラリア出身のジェイソン・フォードさん。ジェイソンさんは、1993年に来日。高校や英会話教室で教師をしていた。震災当時仙台に住んでいたジェイソンさんは、震災直後に各方面から帰国を勧められるが、帰国せず、東北で様々なボランティア活動に携わった。そして現在も石巻市などで英会話学校の教師として活動している。

      錦中学校の先生たちは、先生たち自身もそれぞれ被災体験が違う中で、また時間が経過していく中で、生徒たちにどうやって震災を伝えていくのか戸惑いがあった。しかし、これからの復興に必要なのは今の子どもたちの力である。福島に生きる子どもたちがあの震災と、復興をどう捕えどういう人生を歩んでいくのか。先生たちには、今回の出前授業が子どもたちの記憶をしっかりと掘り起こし認識する良いきっかけになればという思いがあった。

     ジェイソンさんの出前授業の様子を当日の模様を中心に取材、構成した。DSC_0596

    <序>https://youtu.be/KHkCfVC8c4o

     BS12ch TwellV(ch222)放送日 4/4 (土) 6:30 ~ 7:00

        4/11 (土)27:00 ~ 27:30

        4/18 (土) 6:30 ~ 7:00

        4/25 (土)27:00 ~ 27:30

  • 未来への教科書 ーFor Our Childrenー 第93回 特別編『東日本大震災から4年〜新しい物語のはじまり』

    未来への教科書 ーFor Our Childrenー 第93回 特別編『東日本大震災から4年〜新しい物語のはじまり』

    未来への教科書 ーFor Our Childrenー 第93回 特別編『東日本大震災から4年〜新しい物語のはじまり』

     

     東日本大震災から4年の月日が経とうとしている。現在被災地では、復旧・復興と共にある変化が起ころうとしているという。今回の特別編ではNPO法人東北開墾 代表理事の高橋博之さんと劇団ユニット・ラビッツ 代表の佐藤茂紀さんをゲストとしお迎えし、過去の映像を振り返りながら、今被災地で紡ぎだされようとしている「新しい物語」について、それぞれの観点から語って頂いた。93HP逕ィ-1

     劇団ユニット・ラビッツ 代表 佐藤 茂紀さん 第22回、第60回、第75回に登場して頂いた佐藤茂紀さん。 福島県立光南高校の佐藤教諭は演劇活動を通じて「被災後の福島」を伝えてきた。

     震災当時、高校生たちと作った「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」は日本各地で上演され、福島の高校生たちの現状と葛藤を広く伝えることになった。現在も演劇部の顧問を務めながら、自分たちで立ち上げた劇団から福島の今を伝え続けている。

     

     NPO法人東北開墾 代表理事 高橋 博之さん 第74回に登場して頂いた高橋博之さん。 東北の生産者と消費者を物語でつなぐ食べ物つき月刊誌「東北食べる通信」編集長の高橋さんは、日本の地方の活気を取り戻すためには現代版の「参覲交代」を行う必要があるという。

     「東北食べる通信」が成し遂げようとしていること、地方再生についてのお話を伺う。

    BS12ch TwellV(ch222) 3月17日(火)18:00~19:00

    (再放送) 3月21日(土)27:00~28:00 3月24日(火)18:00~19:00 3月28日(土)27:00~28:00

  • 未来への教科書-For Our Children-第92回「原発事故を乗り越えて」

    未来への教科書-For Our Children-第92回「原発事故を乗り越えて」

    未来への教科書-For Our Children-92回「原発事故を乗り越えて

     東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故。この事故により、放射線の影響があると見られた地域の人々は避難を余儀なくされた。

     避難した人々も戻ることを決意し活動を再開した人々や、それすらも叶わず避難生活をし続けている人々とに分かれ、震災から4年が経とうとしている今でも原発事故の影響は大きな爪あとを残している。

     今回は南相馬市で障がい者ために就労継続支援B型事業所やグループホームなどを展開しているNPO法人あさがお、そして、全村避難となった飯舘村の避難先の一つである福島市に新しく設置した「子育て支援センター すくすく」の様子を取り上げ、原発事故という災厄を乗り越えて生きる人々たちの様子を追った。

      NPO法人あさがお 理事長 西 みよ子さん あさがお002

     福島県南相馬市にあるNPO法人あさがおは、障がい者の居場所として2002年に「小規模作業所あさがお」から出発した。障がい者の方々が社会参加するための訓練所である就労継続支援B型事業所「きぼうのあさがお」や、生活する場所がない障がい者たちが生活援助を受けられる共同生活援助施設「いやしの家」などさまざまな事業を展開している。

     そんなあさがおも福島第一原発から30kmほどの距離にあったため、震災後スタッフ、施設利用者(メンバー)共々避難生活を強いられた。しかし、慣れない環境ということもあり体調を崩すメンバーが続出。避難生活も限界が近づく中、理事長である西さんは南相馬市に戻ることを決意する。

     現在、様々なところに原発事故の影響が残る中、障がい者が生活しやすい環境を作るために模索し続けるあさがお。今回は2015年2月にスタートした多機能事業所「ともに」の様子も交えながら、あがさおで働くメンバーたちの1日を追った。

     <序>http://youtu.be/Ulykdhc1ric

     いいたて子育て支援センター すくすく飯舘村子育て支援センター009

     福島県飯舘村は福島第一原発から40kmほど離れながらも、風や地形などにより原発事故の影響を大きく受けた地域の一つ。全住民約6000人は全員避難となり、福島市を中心にそれぞれ散らばった。飯舘村は避難指示区域に指定され、今なお村民は故郷に帰ることができずにいる。

     そして、それぞれが仮設や借り上げ住宅に避難したことでコミュニティーが分断され、未就学児を抱える母親などが子どもの将来や進学先などの悩みを抱えながら誰にも相談できないといったような問題が浮き彫りになってきた。

     そこで、三井物産の援助を受けて子育て世代を支援する施設「いいたて子育て支援センター すくすく」が開設された。今回は「いいたて子育て支援センター すくすく」で行われたイベントを通して、この施設が果たす役割を村長や子育て支援センターのスタッフなどに語っていただいた。

     <序>http://youtu.be/jN1_erpolpw

     取材期間 2015117日~2015210

    放送日 201533日(火) 18:0019:00   

        310日(火) 18:0019:00 37日(土) 27:0028:00    314日(土) 27:0028:00