カテゴリー: Interview

現地で出会った多くの人達。それぞれに、復興に向けてたゆまぬ努力を続けてていらっしゃることはもちろん、
「震災前と同じじゃいけない。もっとより良い形があるんじゃないか。」というような素晴らしい姿勢が多く見受けられます。
取材をしにいった私たちの方が反って元気を貰った、ということもしばしばです。
これからの日本を考えるヒントがギュッと詰まったインタビュー集です。

  • 富士フイルム(株) 〜見直される価値 〜

    東日本大震災の被災地では多くの写真が「大切なもの」として拾得され、集まってくる。周りの風景も失われてしまった被災地の皆さんにとって、「写真が一枚あることが励みとなり、復興の下支えになる。」という被災地の方からの言葉が、この「写真救済プロジェクト」に関わる人々の支えにもなっている。今回改めて写真がいかに大切にされているかを感じる機会となり、写真が持つ力を再認識している。

    【撮影日:7月26日】

    【場所:神奈川県南足柄市】

    【受け手:吉村英紀】

  • 富士フイルム(株) 写真救済プロジェクト

    富士フイルム株式会社の「写真救済プロジェクト」は、東日本大震災の被災地で拾得されている多くの写真を引き受けて洗浄し修復する活動を6月から続けている。被災地からの写真の修復方法のお問い合わせがきっかけとなり、現地に出向いて洗浄方法の指導や必要な物の提供なども行ってきた。現在は足柄工場でも多くのボランティアさんの協力を得て、約14万枚が修復されている。

     

    【撮影日:7月26日】

    【場所:神奈川県南足柄市】

    【受け手:吉村英紀】

  • 冨沢酒造店04〜今後の課題〜

    お社のある山のお陰で、原発の近くでありながらも放射能の影響が小さくすんでいる冨沢酒造店。酵母も元気だったので様々な課題はあるものの、再興を本気で進めようと思う。これまでと同じ味は作れないけれども、もっといいものを作るチャンスなのかなと考えている。原発から3.6kmの造り酒屋が復興できたら、地域の皆さんの大きな励みになるんじゃないかと考えている。

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県双葉郡双葉町】

    【受け手:冨沢守さん 真理さん】

  • 冨沢酒造店03〜無事だった酵母!

    原発の近くから避難してきたといういうことで磐城で渡されたヨウ素の副作用に苦しんだが、人の繋がりに改めて気がつき感謝!再興へ向けて残してきた酵母が気になり、死にものぐるいで戻って回収に。すぐに持っていった会津の試験場で、「酵母の放射能はゼロです!!」と言われた。

     

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県双葉郡双葉町】

    【受け手:冨沢守さん 真理さん】

  • 冨沢酒造店02〜3/12の混乱〜

    震災の翌日の朝、冨沢酒造店さんは「家の中にいれば安全」と言われ、長男だけ避難させ、原発から3.6kmの位置の自宅に家族で残っていた。その後、大きな爆発音と振動が有り、町の人はみな避難してもぬけの殻になっていることに気がつき、慌てて自衛隊の装甲車で家族も避難。その後 兄の守さんは生死もわからないまま1週間行方不明。-6℃の寒さの中家族で寄り添って生き伸びてきた。

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県双葉郡双葉町】

    【受け手:冨沢守さん 真理さん】

  • 冨沢酒造店01〜震災当日〜

    福島第一原発の3.6kmの位置にある冨沢酒造店さん。震災当日は情報が錯綜し、津波の大きさが伝わらずに亡くなった方や、どう動けば安全なのかわからず、それぞれの判断が生死を分けた。原発から見たこともない数の車で従業員が逃げてくるのに遭遇し驚いた。情報がないことで、何をしたら良いのかわからないという混乱の状況が伝わってくる。

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県双葉郡双葉町】

    【受け手:冨沢守さん 真理さん】

  • 息吹バンド 星さん

    NPO法人A.R.Sで事務に携わっている星さん、現在は「息吹」のバンドで太鼓を担当し、仕事の合間をぬって練習に励む日々。子どもがちょっと苦手だったけれども、素直な子どもたちと接することで苦手ではなくなってきた。1ヶ月で見違えるように成長する彼らの吸収力に驚いている!

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:星かおり】

  • 「息吹」 松堂さん

    南会津町の小学3年生から高校3年生までの子どもたちが夢中で取り組んでいる現代版組踊「息吹」。彼らの指導に当たっている沖縄出身のインストラクターの松堂さんは、彼らの目の輝きが素晴らしいと言う。震災を経て、子どもたちの練習への取り組みからは、以前にも増して熱い想いが伝わってくる。

     

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:松堂義史】

  • 「息吹」公演へ向けて

    南会津町の小学3年生から高校3年生までの子どもたちが活動している現代版組踊「息吹」!東日本大震災で3月の卒業公演は中止となったが、8月、9月に公演が決まり、「福島の元気な子どもたちの姿を見て欲しい!!」と日々、練習に熱が入る。

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

     

  • 「息吹」池谷くんのお母さん

    現代版組踊「息吹」に3人の息子さんが参加している池谷さん。息子さんは、高校進学の際に「息吹」の活動を続けたいと南会津町の高校に進路を変えた。この活動を経て、何か壁に当たった時に、自分の頭で考えて進んでいくという成長を感じている。
    http://www.minamiaizu.jp/ibuki.html

     

     

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:池谷くんのお母さん】