カテゴリー: Interview

現地で出会った多くの人達。それぞれに、復興に向けてたゆまぬ努力を続けてていらっしゃることはもちろん、
「震災前と同じじゃいけない。もっとより良い形があるんじゃないか。」というような素晴らしい姿勢が多く見受けられます。
取材をしにいった私たちの方が反って元気を貰った、ということもしばしばです。
これからの日本を考えるヒントがギュッと詰まったインタビュー集です。

  • 「息吹」大竹さん

    福島県南会津町の子どもたちが活動する現代版組踊「息吹」の公演事務局を勤める大竹さんは、3月まではメンバーとして舞台にも立っていた。この活動で自分も親も変化した。さらに震災を経て、風評被害のある中、自分たちに出来ることを何かやりたいという想いがみんなの中に強くなったのを感じている。公演が楽しみでたまらない!!
    http://www.minamiaizu.jp/ibuki.html

     

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:大竹さとみ】

  • 下村さん〜「息吹」の魅力〜

    南会津町の小学3年生から高校3年生までの子どもたちが活動している「息吹」をプロデュースする下村さん。「未来を創る」という気持ちでスタートしたこの活動、これを続ける為に高校の進路を変更する子どもたちもいる。責任を感じると共に、郷土を愛するネットワークをこの活動を通して拡げていきたいという初心に立ち返っている。

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:下村一裕】

  • 下村さん〜「息吹」のスタート〜

    ㈱カズ・ドリームプロジェクトの下村さんは、南会津の子どもたちによる現代版組踊「息吹」をプロデュースしている。2年前、沖縄県での平田大一さんとの出逢いをきっかけにこの舞台を始めた。怒らない、無理矢理やらせないという平田さんメソッドのお陰か子どもたちがとても楽しんでいる!
    http://www.minamiaizu.jp/ibuki.html

     

     

    【撮影日:7月21日】

    【場所:福島県南会津町】

    【受け手:下村一裕】

  • 喫茶GIGI マスター

    宮城県気仙沼市唐桑町の喫茶GIGIのマスター、藤原さん。津波の時には海が真っ白になり何も見えなくなった。この地区は海抜が高く被害は殆どなかったけれども、気仙沼市は壊滅状態で同じ場所に建物を建てられない現状で、これからどうなっていくのかが不安。

     

    【撮影日:7月20日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:藤原さん】

  • 東北大学 崔さん・余力さん

    東北大学の工学部の余力さん、大学院の崔さんのお二人は、気仙沼市唐桑町の漁師さんたちの新たな販路開拓の為に走り回っている。船は残ったけれども、市場や捌く場所が流されてしまい仕事ができないという状況を知り、全く専門外ではあるけれども、やりきろうと夢中で取り組んでいる。やはりまず現地の状況を見て欲しい。今、行動できない人は、あとになっても何も出来ないと思う。自分の生き方を今問われている。

     

    【撮影日:7月20日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:余力悠司・崔炳康】

  • 唐桑町 佐々木利一さん

    気仙沼市唐桑町の漁師さん佐々木利一さんは、お兄さんの夫一さんと共に唐桑の漁の復興を目指している。利一さんの漁具は船に積んでいた為助かったが、市場が再興できていな­いこと、冷凍する為の設備が無いこと、乗組員が揃わないことなど問題は多い。

    【撮影日:7月20日】

    【場所:岩手県気仙沼市】

    【受け手:佐々木利一】

  • 唐桑町 佐々木さん「大目流し網」

    流されてしまった漁具のひとつ「大目流し網」を再度買おうと思えば1千万はかかる。誰よりも多くの魚を捕る為に漁師たちがそれぞれ工夫を凝らしたもの。だけど漁師を辞める­ということは考えられない。船が残っただけでも有り難い。

     

     

    【撮影日:7月20日】

    【場所:岩手県気仙沼市】

    【受け手:佐々木夫一】

  • 唐桑町 佐々木さん「漁具と販路」

    震災当日は沖へ船を出し、夜明け近くに港へ。船を繋留する場所も無い為、小舟で陸に上がって夜は船で寝る暮らしを1週間。4ヶ月経った今も漁具が流されているため、船はあ­っても漁業は再開できていない。また新たな販路を開くことが必要になっている。

    【撮影日:7月20日】

    【場所:岩手県気仙沼市】

    【受け手:佐々木夫一】

  • 唐桑町 佐々木さん「船を守る」

    岩手県気仙沼市唐桑町の漁師さん。震災当日は知人のお通夜に出席していたが、津波から船を守る為に大急ぎで港へ。なんとか間に合い沖へと・・・想像を絶する波だった。

     

    【撮影日:7月20日】

    【場所:岩手県気仙沼市】

    【受け手:佐々木夫一】

  • Design for Japanにて 田中さん

    国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)理事 田中さん。被災地に立った時、まさに日本のグランドゼロだと感じた。デザイナーは料理人だが、こういうネタがあればこう料理できるという仮説提示力があることも強みである。デザインの持つコミュニケーション力と普及力、それに仮説提示力を組み合わせることで、次代をつくることができると確信している!
    http://www.gk-design.co.jp/
    http://www.jidp.or.jp/activities/fukkou2.html

     

    【撮影日:6月29日】

    【場所:東京都内】

    【受け手:田中一雄】