カテゴリー: Interview

現地で出会った多くの人達。それぞれに、復興に向けてたゆまぬ努力を続けてていらっしゃることはもちろん、
「震災前と同じじゃいけない。もっとより良い形があるんじゃないか。」というような素晴らしい姿勢が多く見受けられます。
取材をしにいった私たちの方が反って元気を貰った、ということもしばしばです。
これからの日本を考えるヒントがギュッと詰まったインタビュー集です。

  • 阿部長商店

    南三陸町と気仙沼でホテルと水産加工業を営んでおり、各400名ずつの社員がいる。雇用を維持するため、厚労省の「緊急雇用安定助成金」を活用している。しかし、この制度では、8時間の座学で内容もビジネスマナー等のカリキュラムが決められている。平常時は必要と思われるが、今やるべきことなのか?と社員も戸惑いがある。

    【撮影日:5月1日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:阿部泰浩】

  • 石渡商店 – 震災から今

    フカヒレの加工とゴルフ場を経営する石渡商店 専務取締役 石渡さん。震災直後、家族ではフカヒレ加工業を辞める話になったが、弟と話し合い、どうせ辞めるならやるだけやってからと、復旧作業を始めた。

     

    【撮影日:5月1日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:石渡久師】

  • 古町イヌネコクリニック

    震災後の2週間に及ぶ停電。自動車のエンジンをかけ車内にあるコンセントを利用して炊き出しを行った気仙沼市の古町イヌネコクリニック 井戸端院長へのインタビュー。

     

    【撮影日:5月1日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:井戸端利明】

  • 宮城県漁協 藤田さん – 養殖

    宮城県漁協気仙沼地区支所 運営委員の藤田さん。若布等を購入下さっていたお客様の「待ってるよ!」という声に強く励まされている。これまでにも何度も津波の被害を受けながらも、養殖に携わっている人たちは海を見るとやはり一日も早く仕事をしたいと思う。少しでも早く海での仕事に戻れるように、国の対策をお願いしたい。

     

    【撮影日:5月1日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:藤田康悦】

  • 藤田さん – 階上公民館にて

    避難所となっている階上公民館にて藤田さんに避難所での生活についてお聞きした。避難所はプライバシーが無いと良く言われるけれども、一人にしてはダメ!みんなが家族のように寄り添う事で互いに励まし合い、復興への力を培ってきた。近くに畑を借りて花をみんなで育て始め、自活へ向けて動いている。

    【撮影日:5月1日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:藤田康悦】

  • 資源・環境戦略設計事務所 

    資源・環境ジャーナリストとして、世界中の切り離せない資源と環境問題を調査し伝えてきた谷口さんは、8歳の時に広島の爆心地のごく近くで被爆。福島の風評被害には強い違和感を感じている。また世界中が既にトリウム原子力での研究を進めているが、日本は手を出さない。その理由は「原子力政策」を変えずに既得権益を維持しようとする「原子力村」にある。これは国賊である。

     

    【撮影日:4月30日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:谷口正次(資源・環境戦略設計事務所 代表)】

  • 本田学先生(医学博士)

    本田先生(医学博士)は脳の研究をされているが、大学で西洋以外の様々な音楽と出会ったことが現在の専門へ進むきっかけとなった。今回、心のケアの面と芸能活動でお世話になった恩師の方々を心配して現地を訪問。「本来の芸術」と呼べるものが果たす役割は大きい。

     

    【撮影日:4月30日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:本田学((独)国立精神・神経医療研究センター 医学博士)】

  • モリエコロジー株式会社 

    三重県を中心に「藻場」と「干潟」の再生活動を行なっている森さん(工学博士)のインタビュー。漁師という仕事、キッチンと台所の違い、藻場に集まる魚と音との関係など、今回の震災を通して改めて強く感じている事についてお聞きした。

     

    【撮影日:4月30日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:森 鐘一(モリエコロジー株式会社代表取締役 工学博士)】

  • ガソリン供給(株式会社気仙沼商会)

    気仙沼市内と仙台にエネルギー全般(ガソリン、LPガス、船の燃料、灯油等)の供給、自動車の整備工場合計13事業所経営する気仙沼商会。今回の震災で11箇所が再起不能となったが残った2箇所で震災翌朝から、地下タンクからガソリンをくみ上げ供給を開始。規制をお客様に納得していただくのが辛かった。

     

    【撮影日:4月30日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:髙橋正樹(株式会社気仙沼商会 代表取締役社長)】

  • 震災当日(株式会社気仙沼商会)

    気仙沼市内と仙台にエネルギー全般(ガソリン、LPガス、船の燃料、灯油等)の供給、自動車の整備工場合計13事業所経営する気仙沼商会。今回の震災で11箇所が再起不能となった。その中でガソリンの供給に至るまでの震災当日の様子を語っていただいた。

     

    「今回は違う」という直感が常に働いたという。

     

    【撮影日:4月30日】

    【場所:宮城県気仙沼市】

    【受け手:髙橋正樹(株式会社気仙沼商会 代表取締役社長)】