復興支援メディア隊
津波が来た吉浜海岸で、釣りが出来るという嬉しい出来事。
まだやりたいことがあっても、一日は終わる。 けれど、どんなにつらくても明日は必ずやってくる。
震災で、自分たちが1つしか持っていない命はこれほど失うのが早いものか、と思った。 いつも通り朝のランニングに行くと、校庭に草が生えていた。これも生きるのに必死なのかな、と思った。
スズメが電柱から飛び立つ姿を 「旅立ち」と重ねて、シャッターを切った。
吉浜中学校は高台にあり、運良く津波から逃れることが出来た。 学校があって、友達がいる。 こんな日がいつまでも続いたら良いと思う。
赤・黄・茶・・・パレットのように彩った通学路。 春にはきれいな花。夏には虫が鳴き、秋には紅葉。冬には白く美しい雪。 この、自然豊かな吉浜が私たちの故郷。
雲に隠れる時もあるけれど、必ずまた顔を出す。 決してなくならない。 希望も同じ。
いつまでも沈まない太陽。 太陽と希望は似ていると思う。
3月11日に津波をかぶらなかった三鉄と、吉浜のころ柿がとても綺麗だった。
毎日毎日、一日の始まりがきれいだったらいいなと思う。 こんな景色がこれからも続く吉浜であることを願う。